isモーターサイクルツーリング部
1 isモーターサイクル部とは
isモーターサイクルに集う仲間たちで構成された、全員が安全に、楽しく、そして、ライダーのマナー向上を目指して、結成された 大人の部活動です。
お互いが楽しむ為には、相手の事を思いやり、一緒に走ることを楽しむ気持ちが、とても大切になってきます。そこで、当部のツーリングに、初めて参加頂くにあたり、いくつかの約束事を以下にまとめてみましたので、是非ご一読下さい。
2 マスツーリングで大切なこと
マスツーリングは、集団で走ることからどうしても自分のペースで走れることは少なくなります。更に、ベテランと初心者では疲れ方も違ってきますし、排気量が混在していると一般的には小排気量の方が大排気量の人と同じペースで走るのは疲れるといわれています。
当ツーリング部では、安全を何よりも優先した行動をしますので、基本的には、ゆっくりペースのツーリングとなります。当ツーリング部で、最優遇させて頂くのは、初心者の方や、運転が苦手な方となります。
だれでも、最初から上手な人はいませんし、皆が通る道ですからね。
3 ツーリングへ行く前に各自にお願いしたい事
事前にコースなどを地図で確認しておく
基本的には募集の段階で、コースや目的地がWEBやポスターなどで発表してありますので、「ただついて行く」と言うよりは、もっと積極的に楽しんで下さい。
事前にバイクの整備をしておく
団体行動になりますので。一人のトラブルが、みんなのトラブルにもなります。 したがって、事前にバイクのチェックをしておくようにしましょう。
集合前にガソリンは満タンに
集合前にガソリンを満タンにしておく事も忘れないようにしましょう。
ETCカードの有効期限の確認
インジケーターでは、有効期限はわかりませんので、必ず確認しましょう。
時間の厳守
タイムスケジュールに基づいた、団体行動となりますので、出発時間や、休憩時間等は、厳守してください。出発前の準備は、人それぞれ掛かる時間が違います、リーダーから指示のあった時間は出発時間になりますので、準備に時間のかかる方は、早めに行動をしてください。
4 ミーティング
大人数での行動になる為、必ず守って頂きたいのが、リーダーを中心にミーティングをしている間は、必ず私語は控えてリーダーの話をしっかり聞いて下さい。伝達ミスや、時間のロスが防げることになります。
5 マスツーリングでの走り方(千鳥走行)
マスツーリングの走り方の基本は、『千鳥(ちどり)走行』です。千鳥走行は、前車に対し走行車線内で左右に交互にずれながら走行しますので隊列の全長を短く出来るメリットがあります。集団の先頭と最後尾はリーダーが走行します、リーダーどうしは、無線通信により常に集団を把握しています。但し渋滞・ワインディング走行時等は状況に合わせ走行隊形を変更します。
具体的な走り方(バイクの間隔)は、先頭が中央よりを走ると、2番目は路肩側を走ります。この時2番目のライダーは、斜め前方のライダー(1番目)のバイクのバックミラーに、前方のライダーのヘルメットが写る位置を走ることが重要です。
なぜこの位置を走る必要があるのかというと、前方のライダーにとって、斜め後方(2番目のライダー)が自分の死角を走られると不安なのと危険だからです。
そして、3番目のライダーは、同様に2番目のライダーの死角に入らないように注意しながら、センターライン寄りを走ります。
なお、集団で走っていても、合流などで自動車などが割り込んでくる事もありますがその際は、前に入れてあげましょう。
6 峠道や細い道での走行方法
一列縦隊
コーナーが連続する峠道や、二列になれないような細い道では、一列縦隊となります高速道路の料金所ETCレーンを通過する際も同様となります。
基本スタイル
マスツーリングでの走り方は、基本は千鳥走行ですが、コーナーが連続する峠道や幅の狭い道などでは1列縦隊で走ります。
これは、コーナーを抜けたところで、何かトラブルが発生していた場合や急に道が狭くなった場合などでは、例え左右の列が車間の半分ずれていても二列縦隊だと危険だからです。コーナー侵入時には危険回避ができる体制に持っていき、ワィンディング区間が済んで直線になった際にはまた千鳥に戻ります。このように事故を起こさないように各自が備えることで、楽しいマスツーリングにしましょう。
注意する事
ワィンディング区間で特に意識して注意しなければいけないのが、それぞれのライダー技量によってコーナーリングスピードが異なることです。ストレート区間では、さほど差が開きませんが、ワィンディング区間になると列がばらけることが多々あります。
そのような場合、特にビギナーは隊列を乱してはいけないとか、コーナーが遅いから後続に迷惑をかけるとか思いがちになるようですが、そんな事は一切気にする必要はありません。
ワインディングが苦手の方へ
時折、「ツーリングでコーナーが続くと、どうしても遅れてしまって、他の人の迷惑になるんじゃないだろうか?」と心配する人がいます。何度も参加して頂いている方達は「大勢で走ることを楽しむために参加している」方たちですから、仮にペースが遅い人でもまったく気にすることはありません、本人が思っているほど周りは気にしていないものです。ツーリングの楽しみは、サーキットと違い速く走ることではなく、時間や風景を共有する事にあります。多少遅くとも自分のペースの中で余裕を持って走り、楽しむことが大切です。けっして無理をする必要はありません。無理せずに楽しんだ後、また、行きたいなと思って頂ければ幸いです。
ポイント
運転が苦手な方ほど、隊列の前側に位置してください
集団走行時は、後ろに行くほど、ついていくのが難しくなり、又、先頭を走るリーダーがペースを作りやすくなる為です。
7 雨の走行
ツーリングに出かける前は雨が降っていなくとも、道中で雨が降ることもあります。雨天時の走行も基本的には晴れの時との違いはありませんが、千鳥走行でも車間距離は晴れよりも広く空けます。路面が濡れていると、マンホールの蓋も危険なものになるバイクにとって、車間距離を空けることは事故を予防する上でも大切です。そして、雨による水滴で視界も悪くなるので、晴れの日の倍以上の車間距離を空けるくらいの方がいいでしょう。
8 渋滞での対応
当ツーリング部では、安全最優先の立場から、極力すり抜け等は避けますが、高速道路の大渋滞などでは、やむ得ず、すり抜けをする事があります。その際にも決して無理はせず、ご自分のペースで安全を最優先とした走行を心がけてください。
9 信号で列が分断されたら
信号で隊列が分断されても、気にせずに止まるようにして下さい。リーダーは、分断した事を、前後の連絡で把握しています。
前の集団が止まって待つかは、ケースバイケースになりますが、さほど距離が離れない、しばらく道なりが続く場合は、一旦は距離があいた様に見えますが気にせずに今までのペースでそのまままっすぐに進んで下さい、又、無理に間の車などは追い抜かないで下さい、しばらくすれば、自然に前の集団に追いつけます。例外として、距離が離れてしまった場合や、すぐ先に分岐などがある場合は、最後尾のリーダーが、先頭に出てきますので、安心して下さい。
最後に
初めにもふれましたが、当ツーリング部は、参加頂いた皆様方が、互いに親睦を深めて、楽しみながら、マナーの向上を目指す事が目的となっておりますので、多少窮屈な思いをされる事があるかもしれませんが、皆様のご協力で成り立つ物でありますので、ご理解・ご協力をお願いいたします。
また、当ツーリング部のリーダーは、ボランティアで運営をしております。あまり、無理な要求や要望などはご遠慮頂きますようお願い致します。